阿左美冷蔵 2006.3.27 完成写真(店舗部分)
建物外観
前面道路の反対側から見た建物外観です。敷地は寶登山神社へと上る参道に面しています。外壁は漆喰で、周囲の環境に馴染み新築でも違和感が出ないよう細部にまで気を使いました。
建物外観
参道の高いほうから見返します。2階部分はオーナーの住まいとなっていますが、建物の形状と並木によって自然に視線を遮っています。
建物外観
歩道とのあいだの部分には芝が植えられました。道路側の建具はすべて開けることができ、どこからでも出入りできるようになっています。
店舗客席

1階の店舗客席部分です。敷地いっぱいの間口にテーブルを一列に並べるようにしました。3.6メートルの天井は周囲の建物との対比を生み、同時に住宅部分を隠す役割を果たしています。16本もの引戸は開放できるようになっていて、半屋外的な空間となるようにしています。

店舗客席
道路側の建具をすべて開放したところです。皆野町の作家の手による、すべて違うかたちの椅子とテーブルが置かれました。手づくりの家具が入ることによって、店内の空間がやわらかくなります。
カウンター
店舗のサービス部分です。幅3.5メートル、奥行90cmの大きな鉄板のカウンターで、カウンターを支える腰壁は、杉板の型枠を使用して木目を浮き上がらせたコンクリートです。
カウンター

カウンター内部です。珪藻土の壁に埋め込まれた奥行きの浅い棚は、客席で使う食器が並べられます。

ギャラリー

客席の奥には5坪ほどのギャラリースペースがあります。南側からの直射日光が入らないように北側に配置しました。客席と一体化させて、気軽に入りやすいレイアウトとしています。

ギャラリーギャラリーギャラリー

ギャラリーは壁の中に隠してある大きな引戸を引き出すことにより完全に仕切ることができるようになっています。

便所

トイレは小さなスペースですが、自然光の入るようにして清潔感を出すようにしています。床には地元で採れる秩父鉄平を使用しています。